目次

  1. 再評価される紙メディアの広告効果
  2. 新聞折込チラシは優良メディア
  3. 新聞折込チラシの弱点
  4. 弱点を補完する「折込部数データ」を活用したメディアプランニング

 

再評価される紙メディアの広告効果

オンラインでのリスティング広告やディスプレイ広告、動画広告が世の中に溢れている現在、新聞折込チラシを含む紙メディアの広告は、


「読んだり(視覚)、聴いたり(聴覚)だけでなく、触れたり(触覚)、香ったり(嗅覚)と五感に訴えられる」
「情報量も多く、保存もしてもらえて、手元に残り、いつでも見返してもらえるランディングページ」

 

として、その広告効果が再評価されるケースも増えてきました。

近隣店舗やイベントのご案内や集客活動、セール情報の告知など、依然として一定の広告レスポンスも期待でき、継続活用されている企業様も多いですし、オンライン広告と組み合わせたマーケティングで、相乗効果を発揮させる企業様もいらっしゃいます。

 

 

新聞折込チラシは優良メディア

新聞折込チラシは、以前ほどの影響度はなくなった印象もありますが、非常に低単価で広域エリアへ広告訴求できるメディアであり、地方や年配者向けに、とても優良なメディアであると認識されています。

 

単独で投函されるポスティングと異なり、新聞に折り込まれることで生活者に対して安心感や信頼感を与える効果もありますし、わずか1日で所定エリアへの配布が終わるというスピード感も強みとしてあります。自社の知名度が低かったり、短期間での配布が求められる場面では、非常に有効だと言えます。

 

 

新聞折込チラシの弱点

紙メディア広告の中では、新聞折込チラシが、「低単価・広域・即時性」で活用しやすい広告メディアであることは間違いありません。その一方で、以下のような弱点が指摘されているのも事実です。

 

  • 新聞購読者の減少
  • 新聞購読者の高齢化
  • 新聞購読者の固定化(複数回の実施でも同じ方にしか届かない)
  • 発注エリアが販売店単位・新聞紙単位となり、自店舗周辺エリアなどの細かな指定ができない

 

特に、新聞購読者の減少と高齢化は顕著であり、新聞折込チラシの効果や利便性が薄れつつある主な要因となっております。「新聞の行為者率推移」を見ても、若年層を中心に年々購読者は減少しており、10~60代までの新聞購読者は激減しております。その中でも10~40代の減少は激しく、各年代の購読者率は10%以下となっております。

 

新聞の行為者率推移(1995年〜2020年・平日)
※2020年国民生活時間調査報告書(NHK放送文化研究所)より

 

これらの弱点を解決するようなメディアプランニングを検討することが、紙メディア広告や新聞折込チラシの新たな課題となっております。

 

 

弱点を補完する「折込部数データ」を活用したメディアプランニング

この課題を解決し、再評価される紙メディア広告を効率的に実施するためには、「低単価・広域・即時性」のある新聞折込チラシと「すみ分け」された、別メディアとのメディアプランニングを行いたいものです。そのためには、現状の新聞折込チラシが、該当エリア内の「どこに」、「どれだけ」到達しているかの情報が必要になります。

 

弊社では、「宛名のないDM」としてクロネコエリア便をご提供しております。クロネコエリア便のデータベースの1つである「新聞折込部数データ」には、従来は新聞販売店の担当エリア単位であった、新聞折込チラシの部数情報を、「町丁目単位・各新聞紙単位」で、集計しています。そのため、新聞折込チラシと宛名のないDMを組み合わせた、下記のような紙メディア広告のプランニングが可能となります。

 

 

【例】A町1丁目 A新聞 1万部、Y新聞 2万部、・・・

A町1丁目 : 新聞折込チラシのカバー率が高いエリア → 安価な新聞折込チラシを継続

A町5丁目 : 新聞折込チラシのカバー率が低いエリア → 「宛名のないDM」クロネコエリア便で補完

 

エリアに応じた効率的なメディア選定が可能!

 

また、新聞折込チラシのカバー率が低いエリアを抽出後に、年齢人口や世帯年収などの指標を用いたエリアセグメントを行うことも可能です。例えば、高齢層は多いが新聞購読者が少ないエリアを抽出することも可能で、新聞折込チラシでは見落とされがちなエリアに最適なメディアプランニングを行えます。

 

「保存ができるランディングページ」のような紙メディア広告の特性を存分に発揮するため、新聞折込チラシとクロネコエリア便によって相互補完された、効果的なメディアプランをご活用いただければと思います。紙メディア広告のプランニングを検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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