若年層マーケティングといえば、SNSをはじめとしたオンライン施策が思い浮かぶと思いますが、実はDMも若年層向けプロモーションに効果的な施策というのはご存知でしょうか。
今回は若者に向けたマーケティング施策として、DMの活用方法をお伝えします。
若年層向けのマーケティング施策が頭打ちになって困っている企業の担当者の方がいらっしゃいましたら、是非ご覧ください。
目次
20代から30代の若年層向けのマーケティングといえば、まっさきに思い浮かぶのはSNSを代表としたデジタル施策です。しかし、DMも若年層に効果があることが分かっています。
一般社団法人日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査2021」によると、DMを受け取った後に何らかの行動を起こした生活者の割合は21%となっています。年代別に見ると、20代~30代の若年層は全体平均に比べて、DMによって行動を起こした割合が高いことが分かります。
本人宛DMを受け取った後に行動を起こした割合※1
※1:一般社団法人ダイレクトメール協会.「DMメディア実態調査2021」.https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2022-000021.pdf より抜粋
上記は、本人宛に届いた「宛名ありDM」の実績ですが「宛名のないDM」はどうでしょうか?
YDMが行った自主調査によると、宛名のないDMでも若年層(特に20代)の生活者からの反応が高いことが分かっています。
クロネコエリア便※2によって、取ったことがある行動
※2:YDMが提供する宛名のないDMの総称
このように、若年層にとって宛名の有無は関係なく、DMを活用したプロモーションが効果的ということが読み取れます。
新聞の購読率が低い若年層は他の世代と比べてチラシを受け取る機会が少ないため、紙のDMに新鮮さを感じていることが理由と考えられます。
では、実際にDMを受け取った若年層の生活者はどのような行動を起こしているのでしょうか?
前出の一般社団法人日本ダイレクトメール協会の調査によれば、DMを受け取った生活者が行う行動として最も多いのは「内容についてインターネットで調べた」です。
デジタルが日常生活に浸透している若年層では特に割合が高く、オフラインの紙DMとオンラインを組み合わせた施策が効果的なことが分かります。
この特性を利用し、例えばDMで興味喚起しオンラインで深く伝えるといったように、ターゲットの興味関心度合に応じたメディア設計を行うと良いでしょう。
オンラインへ誘導する際のポイントとして、年齢層によって最適な誘導手段を採用しましょう。若年層の場合は「検索ワード」と「QRコード」を使った導線が有効です。
広告投函物をきっかけに、ネットで情報を探す際の方法(SA)
まとめます。
いかがでしたでしょうか。
年齢層の高いターゲット向きと思われがちな紙のDMですが、若年層のターゲットにも効果的ということがお分かりかと思います。
YDMでは、紙のDMを入り口にした様々なコミュニケーション施策のご提案&実行を行っております。マーケティング施策にお困りのことがあればお気軽にご相談ください。