目次

  1. エリアマーケティングという手法
  2. 地域特性と商圏分析
  3. YDMのエリアマーケティング施策
  4. まとめ

エリアマーケティングという手法

エリアマーケティングとは、市場を1つの大きな場として見るのではなく、地域の特性やそこに居住する消費者の傾向に応じて、そのエリアに適した取り組みを行うマーケティング手法の事を指します。

 

住宅エリアと商業エリア、子育て世帯と高齢世帯、競合企業の有無など、隣近所の街であっても、その地域の特性は大きく異なります。

これら全てを単一のものとして同じ取り組みを行うのではなく、プロモーション戦略、販促手法、営業活動、店舗集客などの取り組みを、それぞれのエリア特性に応じて変えていき、成果拡大を図るマーケティング手法が、エリアマーケティングです。

 

例えば、店舗の集客活動をイメージすると、分かりやすいです。周囲に競合店舗がなければ、そこに自店舗があることを知らせるだけで、必要としている生活者は自店舗に訪れてくれるでしょう。

 

しかし、周囲に競合店舗がいくつもあると、自店舗の存在を知らせるだけでは来店していただけません。生活者は、自店舗と競合店舗を比較して選ぶからです。競合店舗に対する利点や差別化、自店舗が競合店舗以上にもたらす生活者へのメリットをお伝えしなければ、来店にはつながらないでしょう。 

 

このように、ほぼ全てのプロモーション活動で、地域特性は大きな影響をもたらします。エリアマーケティングの考えを取り入れることで、効果的なアプローチを行うことができるでしょう。

地域特性と商圏分析

それでは、地域の特性には、どのようなものがあるでしょうか?この地域特性という視点で、自社の商圏を分析していくと、効果的なエリアマーケティングが行えます。

 

まず考えやすいのが、先述したように店舗の事例です。

親子連れの家族層をターゲットとした大型ショッピングモールですと、子育て世帯や若年世帯には積極的に店舗集客を行いたいですが、高齢世帯にマッチした店舗や商材が備わっていなければ、それらの世帯には店舗集客の取り組みは不要になります。

 

商圏分析によって、店舗周辺に子育て世帯が多く住むマンション街と、古くからその地域に住み続けている高齢層の住宅街があるようでしたら、前者に対して例えばDMやポスティングなどのプロモーションを強化することで、効率的な活動が行えるでしょう。全ての地域を一律に対応せず、特性に応じて対応を変えていくことになります。

 

地域の道路事情や交通網も、商圏分析の要素となります。

同じ街であったとしても、大きな線路や道路で生活圏が分断されている場合、距離的には近くても反対側のエリアには訪れないということが考えられます。スーパーやドラッグストアなど、誰しもが日常的に利用する店舗であっても、駅の反対側だと普段は使わない、同じような距離でも自宅と同じ側の店舗にしか通わない、ということが起こります。

Yamato Dialog & Media Co.,Ltd.
エリアマーケティングでは地理的要因を考慮した商圏設定を

 

そのような商圏の場合、駅の反対側にお住いの生活者にはDMやポスティングなどを控えるのか、逆に駅を越えて来店してもらうため、より積極的なプロモーションや特典企画を行うかなど、エリアに応じて異なる手法が考えられます。

 

大きな駅やターミナル駅などでは、駅周辺だけでなく、沿線の別の駅にお住いの方も顧客になりうるので、プロモーションを行う商圏も広がりますね。その際も、駅周辺にお住いの方と沿線にお住まいの方では、広告手法をとっても、異なる広告媒体が考えられそうです。

 

また、地域特性や商圏分析が関係するのは、店舗の場合だけではありません。ECサイトや通販企業などもその対象となります。

 

どのような商品やサービスであっても、ターゲットとしている生活者像があります。若者向けの商品であれば、若者の多いエリアに、高齢者向けであれば、その方たちが居住する地域にプロモーションをかければ、効率的なエリアマーケティングが行えます。

 

商品が日用品か高級品か、周辺に店舗があるのかないのかといった面でも、エリアマーケティングの要素となりますし、大きな観点で言えば、暑い寒い、雪が降る災害が多いなどの土地柄も、エリアマーケティングを考慮する要素となるでしょう。

 

このように、商圏分析やエリアマーケティングとは、日常の企業活動や営業戦略の中で、自然と無意識に行っているマーケティング活動と言えるかもしれません。

YDMのエリアマーケティング施策

YDMでは、地域特性や商圏分析の情報を取り入れたエリアマーケティングを強みとしております。

 

国勢調査や年収別世帯数推計データ、車種別自動車登録台数データなどを組み込み、独自に開発したオリジナルデータベースを保有しております。

 

このデータベースで性別や年齢、世帯年収、世帯構成、住居形態などの条件を選択することで、潜在顧客がより多く居住するエリアを町丁目で抽出できます。

抽出したエリアに対して、ダイレクトマーケティングのスペシャリストが、効果的なメディアとコミュニケーションプランの戦略をご提案し、エリアマーケティングの観点から企業活動を支援いたします。

Yamato Dialog & Media Co.,Ltd.

課題の発見から施策実行まで一貫して手掛ける YDMのエリアマーケティング

 

包括的な課題に関しては、エリアマーケティングの視点で、多様な手法を取り入れたソリューション提案を行っています。また、DMやポスティングといった具体的な課題に関しては、エリアマーケティングの知見を取り入れた、弊社独自の宛名のないDM「クロネコエリア便」をご用意しております。

 

まとめ

このように、エリアマーケティングとは、市場を1つの大きな場として見るのではなく、地域の特性やそこに居住する消費者の傾向に応じて、そのエリアに適した取り組みを行うマーケティング手法です。

 

YDMでは、エリアマーケティングに関して、豊富な知識と提案をご用意しています。エリアマーケティングや商圏分析、ソリューション提案やDMポスティングでのご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

 

エリアマーケティングの手法を取り入れた事例はこちら

 

ユースケース01 折込チラシを上回る、顧客獲得効果 (エリアマーケティング)

https://www.yamato-dm.co.jp/usecase/case/case_01/

 

ユースケース05 顧客像を見直し売り上げUPを

https://www.yamato-dm.co.jp/usecase/case/case_05/

 

ユースケース13 狙ったターゲットを段階的アプローチで優良顧客化

https://www.yamato-dm.co.jp/usecase/case/case_13/